夜明け前…
Arctic Alaska.
アラスカを流れるシーンジャック川
深い、トウヒの森。
たった一人で、大きなたき火をつくっていました
あたりは、川も凍り付き、森の中に、白い世界が広がっています。
北極圏の年の瀬は、暗黒の世界です
太陽が昇ることはありません。
すこしだけ、うっすらと明るくなると、すぐ、暗闇がやってきます
たき火の明かりだけが友だち
耳を澄ますと、オオカミの遠吠えがだんだんと近づいてきました
ぼくも、オオカミになり、遠吠えを返します。
遠吠えの主は、ほんの100mくらいまで、近づいていました。
ある瞬間、ぱたりと、遠吠えがやみました。
きっと、たき火に気づき、人の気配を感じたのでしょう
ふたたび、風もない、沈黙の世界
ふと、空を見上げると、オーロラが舞っています
春が来て、太陽が昇るまで、オーロラが、友だちです
モノクロームのオーロラの世界です。
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