吊り橋 「on the street of Kathmandu」
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乾期の終わりの5月。
カトマンズの、ビシュヌマティ川に架かる吊り橋。
路地裏に暮らす子どもたちと、映画を見に行きました。
ものすごい行列の後ろに、並んで待っているとき、思いもかけず、すごい雨が降ってきました。
長い乾季で、乾ききった大地が、みるみる、しっとりと、気持ちよい水分で、いっぱいになりました。
いつもなら、雨宿りに走る、街の人たちも、久しぶりの雨に、うたれながら歩いていました。
映画は、ネパール版の、爆笑コメディでした。
カトマンズに住む、友人の一人が、映画スターで、僕と、彼の関係を知るや、子どもたちの、僕を見る目が変わってきました。
映画が終わり、吊り橋のところで、子どもたちは、大きな声で…
「きょうは、あ・り・が・と・う !」
暮れ始めた、カトマンズの街に、いつまでも、こだましていました。
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