「氷の回廊」 ノートブック 8
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インド・ザンスカール地方の、リンシェ村の小学校は、数年前に、海外の援助で、まったく、新しくなりました。
建物もそうですが、夏の間、外国からの、ボランティアの先生が来ていました。
外国人の先生の授業には、子供たちは、瞳を輝かせて、聞き入っていました。
「先生の住んでる町は、どんなところ?」
「リンシェ村から、馬で、何日かかるの?」
「車は、先生の町に走ってるの?」…etc
質問攻めでした。
僕も、かつて、1日だけ、授業をしたことがあります。
日本についての質問は、それは、すごかったですよ。
最初の質問は…
「Hondaは、先生の町の近くにあるんですか?」
「先生の家に、Hondaはありますか?」
Hondaのことについてでした。
子供たちの言う、Hondaは、発電機のことをさしています。
家には、電気が来ていて、ガスや水道が、あるんだよ…
そのことには、とても、興奮して聞き入っていました。
冬になると、外国から来た先生(この年はオランダからでした)も、帰ってゆきました。
村出身の、先生も、負けてられない…と、張り切っています。
子供たちにとって、学校は、ものすごい、情報の、宝庫です。
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