雨の街角 「on the street of Kathmandu」
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突然、ものすごい雷鳴が轟き、肌を刺すような雨が降ってきました。
路地を歩く人たちは、雨宿りの出来る軒先を求めて、大急ぎです。
僕は、この瞬間が好きです。
まるで、路地を独り占めできるような気分になります。
雨宿りをしながら、街の人たちは、空を見上げています。
「いつ止むんだろうねえ…」
そんなことを、思っているのかもしれません。
軒先にいた少年は、笑っていました。
「何か楽しいことあったの?」
そう聞いてみると
「だって、雨って、きれいだから…つい、嬉しくなったんだよ…」
少年は、夕立のような雨がやむまでの、しばらくの間、笑っていました。
そして、それを、路上で、ずっと見ていた僕。
少年を、不思議そうに、観察していた、レインコートを着た老人。
カトマンズの、雨の日の、出来事でした。
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