朝もやのバザール 「on the street of Kathmandu」
read articles≫
≪hide articles
カトマンズの朝4時、あたりはまだ、闇に包まれています。
街の路地を歩いてみると、野菜売りたちが、仕入れた商品を運んで、ものすごく急がしそうにしています。
もう、街は動き始めているのです。
ルムネス少年(12歳)と、初めてあった朝も、カトマンズの街は、霧に包まれていました。
12月から2月ころまで、朝は、霧に包まれることが多いのです。
少年は、学校へ行くまでの早朝、生鮮野菜を、路上で売っていました。
彼の店の前に、ずーと座って、僕は見つめていました。
積み上げたホウレンソウや、カリフラワーが、暗闇が明けるのと同じペースで、どんどん減ってゆきます。
大声を上げて、客を呼び集める野菜売りの中、少年は、無口で、ほとんど一点を見つめていました。
カトマンズのバザールには、ルムネス少年のように、学校へ行く前に、家事を手伝っている子供たちがたくさんいます。
少年とは、その後、10数年来の付き合いです。
今は、もう、野菜売りのバザールには来ていませんが、自動車の修理工として、働いています。
それでも、カトマンズの朝を歩くと、つい、あの、少年や、女の子たちが、バザールの中で、まだ働いている姿が、よみがえってきます。
カトマンズは、僕にとって、不思議な街で、いつも、同じ時が、そこにあるような気がしてなりません。
ルムネスのおかあさんと、バザールで、ミルクティを飲みながら、井戸端会議をしました。
≪hide articles
created by himalaya
/
Comments (2)
/
Trackbacks (0)