Nanu ナヌー 「on the street of Kathmandu」
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Nannu was playig with stone in the back street of Kathmandu.
少女の名前はナヌー。
カトマンズの旧王宮広場では、名のとおった子どもでした。
初めて出会ったのは、もう、15年以上前の事でした。
当時、カトマンズの子どもたちの撮影を始めていて、毎日、街を歩き回って、ちょっと、お茶を飲む時、カスタマンダップにある、なじみのミルクティー屋さんで、いっぱいごちそうになっていました。
ナヌーは、ミルクティー屋さんの近所に住んでいて、毎日のように、色々な遊びをしている子でした。
サヌー、ナヌー、アヌーという、三姉妹の真ん中の子で、いちばん寡黙だけれど、行動は、いちばん見ていて、楽しくなるほど、遊びに熱中していました。
遊び道具は、目の前にあるもので、即興です。
この日は、石を拾って来て、おはじき遊びをしていました。
彼女の、飛んでいる石を見つめる瞳は、ポジフィルムを現像し終わってみて見ると、なんと、無垢な事でしょう。
ミルクティーを飲んでいる僕のところにやって来ては、にっこりと合図をして、駆け出して、遊びに行っていました。
カスタマンダップのミルクティー屋さんを訪ねると、今でも、サヌーが、駆け出して来るような気がしてなりません。
10数年が経ち、遊んでいる子どもの姿は、見覚えのない子どもたちでいっぱいです。
あの頃遊んでいた子どもたちは、もう、すっかり、お父さんや、お母さんになっています。
今、遊んでいる子どもたちは、そんな彼らの子どもたちかも知れません。
2年前、久しぶりに、ナヌーと再会しました。
すっかり、おばさんしていますが、瞳は、あの時のまま、好奇心に満ちた光でいっぱいでした。
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